インタビュー

『ガンバライド』キービジュアル担当 有田 満弘さんインタビュー!! PART1

有田 満弘さん
有田 満弘(ありた みつひろ)
プロフィール
『ポケットモンスターズカードゲーム』シリーズ第一弾への参加をきっかけに、 フリーランスイラストレーターとして活動開始。 各種カードゲームのイラスト制作に関わる傍ら、雑誌、書籍向けの作品も多数手がける。 『レンジャーズストライク』にも第一弾より参加、『ガンバライド』では第一弾から のキービジュアルに加えてカードのイラストも担当している。
HP : http://homepage3.nifty.com/mitsuhiroarita/

取材:豊田朋久

Q1.まずは最初に手掛けることになった経緯からお聞かせください。
 同じバンダイさんのカードゲーム『レンジャーズストライク』で、イラストを描いていた関係でお話をいただきました。僕がこれまで描いた『レンジャーズストライク』に実験的に3Dを取り入れたイラストがいくつかあったのですが、その中から「クリアでシャープな感じがいいでしょう」と方向性を決めて、そのイメージで制作していくことになりました。
Q2.キービジュアルを描く上でのポイントがあればお願いします。
 第一弾のときにキバのすぐ横に1号が並ぶという構図だったのですが、まずは「昭和(のライダー)は古いよね」と思われないように作画しようって。平成ライダーは質感的にもピカピカした格好いいものが多く、一方で昭和のライダーは造形的にもダメージが入っていたり、皺が寄っていたりもしますよね。僕はリアルタイムで一番印象に残っているのは1号~V3なのですが、かつてのイメージは残しつつも、たとえば1号のマスクなどは、最近の車にも使われている、ちょっとメタリックな雰囲気を入れたりして、平成のライダーに近づけて行った感じですね。
Q3.イラストを描く際は、どのようなプロセスで描かれていくのでしょうか?
 まずは全体のレイアウトを決めるのですが、第一弾のビジュアルでは、今お話したようにキバがメインで、すぐ横に1号がいる。さらにその後ろに電王とV3の二体、そしてゼロノスとイクサと指定がありました。で、それぞれのキャラクターをバランスよくどういう風に見せていくかを考えるわけですが、特に平成の主役級のライダーは赤が多用されていたり、使われている色の傾向が似ているんですよね。そうなると手前のライダーの頭が奥のライダーのボディに溶け込んでしまうとか問題も出てくるので、「ここのコントラストをハッキリさせれば差別化を図れるだろう」とか、その都度工夫しています。或いは位置そのものをずらすこともありますね。ですから、まずは質感やライトの光などを想像しながら、ライダーを「色の塊」として配置していくんですよ。
次にマスクを3Dソフトでモデリングして、ラフの上に配置してレンダリング画像を一枚作って、それをプリントアウトしたものをベースに体の線を描いていきます。その線画をスキャンして、コンピュータ上で着色するのですが、そこでライティングを調整しながら「顔の向きをこうしたい」とか、「アゴを引いてみる」とか、「手ももっとグっと力がこもった感じのほうがいいと」と細かいポーズを決めていきます。レンダリングもだいたい3~4回くらいやり直しながら、体の質感とか細部を仕上げていきます。最後に「ペインター」という手書き感のすごく出せるソフトがあるのですが、それでレタッチを加えて完成です。あとはフォトショップで色を補正したり、エフェクトを加えたりですね。

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